根管治療とは|さいたま市の精密根管治療|いわね歯科クリニック

048-753-9045

  • 9:00~13:00 / 15:00~19:00[休診日] 木、日、祝日
  • 南与野駅 徒歩7分 / 駐車場完備

根管治療とは

根管治療とは何か

歯の表面ではなく、歯の中を治療する

根管治療

通常、むし歯になった時などは、治療すべき歯の表面を削って詰め物や被せ物をします。一方、根管治療というのは、歯の中(根っこ)を治療します。ただし、一言で「歯の中を治療する」と言っても、そんなに簡単なことではありません。なぜなら、歯の中には歯髄という神経があったり、歯根という根っこが複数に分かれていたりします。そんな複雑な歯の中を何度も除菌しながら無菌化し、最後に蓋をするという、複雑で根気のいる処置が「根管治療」なのです。

全ては「できるだけ歯を残すため」

歯を残す歯の中に菌が繁殖し膿んでしまった時、最も簡単な治療方法は「歯を抜く」ことです。根っこから歯を抜いてしまえば、インプラントやブリッジや入れ歯で人工的な新しい歯を入れることができるからです。

しかし、人工歯はいつか寿命がくるもの。ブリッジや入れ歯は残っている歯にも悪影響を与えることがあります。自分の歯(永久歯)は二度と生えてきませんが、残しておけばずっと使える可能性があるのです。

根管治療をおこなうことで、出来るだけ患者さんご自身の歯を残したい。そんな想いで、私たちは治療をさせて頂いております。

根管治療が必要な代表的なケース

むし歯の悪化

むし歯は、初期段階では表面を少し削って詰め物をする簡単な治療で済みます。早期発見できれば、場合によっては削る必要さえないこともあります。しかし、逆にむし歯の発見や治療が遅れ、歯の中まで侵されてしまった場合は、歯の中まで治療しなければなりません。これが根管治療が必要な一つ目のケースです。こういったことが起きないよう、欠かさず定期検診を受け、もし「むし歯かもしれない」と思ったら、すぐに診察を受けるようにしてください。

歯周病の悪化

歯周病は、歯ぐきに細菌が繁殖して侵される病気です。これが悪化すると、むし歯と同じように中まで菌が侵食していき、歯の根っこにまで到達してしまいます。すると、歯は外からは異常がないように見えますが、中で菌が繁殖して膿んでいくことになります。

治療痕で細菌が繁殖

昔、根管治療をした歯の中に、実は少しだけ菌が残っていて、歯に蓋をした後に中で繁殖することがあります。また、被せ物と歯がピッタリと合っていなかったため少しずつ汚れが溜まっていき、中でむし歯のような状態になっていることもあります。このように、過去に治療した箇所で細菌が繁殖して、歯の根っこが侵されると根管治療が必要になります。

再発しにくい根管治療

再発

精密さが求められる根管治療の成否を分ける要素には、治療の精度と被せ物の種類が挙げられます。(アメリカの大学が行なった統計では、と自費の被せ物で高い精度の根管治療を行なった場合の成功率は90%以上となっている一方、根管治療の精度が低く、保険の被せ物を用いた治療では80%以上の確率で再発するというデータもあります。)

従来の方法による根管治療の成功率は約5割とも言われており、半分の患者さんが再発してしまいます。しかし、当院で実施する根管治療にほとんどが成功しており、「再発しにくい」ことが当院の根管治療の最大の特徴です。

こんな場合は一度ご相談ください

根管治療中に一時的に痛みや腫れが起こるケースもあります。治療による刺激などによって引き起こされるもので、たいていの場合は数日で改善し、大きな問題はありません。加えて、治療は数回に分けて段階的に行う必要があるため、元の症状がすぐに改善しない場合もあります。しかし、根管治療をしたからといって最終的に虫歯などの症状が必ずしも完治するとは限らないのも事実です。症状がなかなか改善しないケースでは経過観察を行いながら、外科治療も含む別の治療方法を検討しなければなりません。

もし、「根管治療が完了した後もなかなか痛みが引かない」「一時的に良くなったが再度痛みが出てきた」と感じたら、通常の根管治療では治らない可能性も考えられますので、根管治療の専門医まで一度ご相談ください。

  • 咬むとき神経治療した歯が痛い
  • ズキズキと痛む
  • 歯茎に腫れや膿みがある
  • 根管治療後も痛みなどが改善しない、症状が再発した

上記等の症状の際には痛みを我慢せずお気軽にご連絡ください。また、歯根歯折や抜歯と診断された歯も残せる場合があります。

初めて神経をとる治療

虫歯がひどく進行したときは、歯の神経を除去する治療をします。

症状

虫歯で激しい痛みが出てしまうのが主な症状です。 根管治療が不完全で細菌が神経の管に残って症状が再発する場合、一度治療した歯に再度虫歯ができた場合に、神経の除去が必要になることも多くあります。

痛くなる原因

過去の神経治療が不十分で細菌が中に残っている、再度虫歯になって細菌が入り込むことが原因で、根管の中に細菌が繁殖し、根の先から体内に入り込むことで、炎症が引き起こされて温痛や自発痛といった痛みが出ます。軽度の冷痛では不要ですが、神経の炎症が治らないほど進行した強い痛みには根管治療が必要です。慢性的に進行することも多く、症状がないケースや炎症が急激に起きて痛みが強く現れるケースもあります。

再根管治療

過去に根管治療をした歯に症状が再発した場合は再度、根管治療をしなければなりません。細菌が神経まで達してしまった虫歯に行います。

症状

噛んだときの痛み、腫れによる歯茎の痛み、歯茎に現れるニキビのような膿みが主な症状です。

感染根管による炎症

根管治療の処置がされた歯は痛みが感じられず、歯の中で繁殖した細菌が根の先から体の中へ入って引き起こされる根尖性歯周炎によって、周囲の骨が溶かされていきます。痛みがないまま骨を溶かしていく慢性的な炎症が多い一方、急性炎症による歯茎の腫れ、咬んだ時の痛みが何らかのきっかけで生じることもあります。

治療したのに痛みが引かない・痛みが出る理由

症状が改善しない場合、通常の根管治療では治らないことも考えられるため、外科治療を含む別の治療法を検討します。治療中は治療の刺激で痛みや腫れが一時的に生じることがありますが、通常は数日で改善し大きな問題ありません。また、数回分けて治療は行われるので、すぐ症状が改善しないこともあります。治療の成功率も100%ではありません。根管治療が完了後も経過観察を行い、痛みが引かない、再度痛みなどの症状が出た場合は根管治療の専門医への相談をおすすめします。